『僕らのヒーローアカデミア』の中で、最も、哀しくも美しい炎を持つキャラクター、それが荼毘(燈矢)。
彼の人生は、“父を超えたい”“認められたい”という強い願いから始まり、やがて復讐へと燃え上がる悲劇へと変わってしまった。
だが、もしエンデヴァーが“しっかりと言葉で伝えられていたら”-燈矢は違う未来を歩めたのだろうか?
🔥すれ違いから生まれた悲劇🔥
エンデヴァーは「不器用な男」だった。
No1ヒーローになりながらも、家族を幸せにすることはできなかった。
父に「認めてもらいたい」と願った少年
燈矢は小さい頃から「父に認めてもらいたい」という強い願いを持っていた。それは父であるエンデヴァーが超えられなかった、オールマイトを超すヒーローになることで父に「自分を産んだのは間違えではなかった」と認めさせたっかったのだ。
しかし、彼の個性はエンデヴァーの理想には向かないものだった。
燈矢の個性である炎はエンデヴァーよりも火力はあったものの、その火力に耐えきれずに自身の体に火傷を追ってしまうものだった。
それを知ったエンデヴァーは燈矢に個性の訓練を辞めるように言った。
これは、燈矢にとって「父に捨てられた瞬間」だった。
だが作中のエンデヴァーと冷の会話や表情からエンデヴァーは燈矢を想ってのことだったと考えられる。
「このまま修行を続ければ、お前は死んでしまう」と・・・
しかし、それをしっかり言葉にして伝えなかった・・・
幼い燈矢はそれを理解することができず、ただ「見放された」と感じてしまった。
🔥燈矢が瀬古杜岳に行ったあの日🔥
燈矢が「見てほしかった」あの日。
だがエンデヴァーはそこに行かなかった。
「父さん、俺はここにいるよ!」
「俺はまだやれるんだ!」
しかしエンデヴァーが来なかったことによって燈矢の中で「家族の中で自分はいらない存在」という思いが確信に変わってしまった。
幼い燈矢は感情をコントロールできず、個性が暴走してしまいそれを制御できなかったため杜は大火事になり、燈矢自身も大火傷を追ってしまう・・・
エンデヴァーがもっと早くなぜ個性の修行をさせたくないか。または、瀬古杜岳にしっかり行き伝えることができていればこうはならなかったのではないか?
🔥荼毘として生きることを選んだ彼🔥
大火事の後、燈矢は死んだとされていたが、実は本当に死んだわけではなかった。
大火事中、AFO(オール・フォー・ワン)に拾われ治療されていたのだ。
そんな彼は「父に復讐するため」新しい名前を持つことになる。
💀荼毘ー燃えて灰になるための名前
彼は燈矢としての人生を終え、復讐鵜のために生きることを決めた。
だがそれは本当に「彼の望んだ未来」だったのか?
🔥決戦最後の瞬間、彼の流れたのは血ではなく、涙だった🔥
荼毘の炎は復讐の炎だった。
しかし、焦凍のおかげで、彼は家族に伝える時間を与えられた。
決戦最後の時、彼が言ったのは「死ね」という言葉。
でもその目から流れたのは血ではなく涙だった。
本当は父が欲しかった。
本当は家族に愛されたかった。
でもそれを知るにはあまりにも遅すぎた。
その後、荼毘は保護され死んではいないもののかなりの重傷を負っています。
巨大な生命装置に繋がれただ穏やかに死を待つだけの彼のもとに、轟家の面々が訪れます。
そこでエンデヴァーは毎日荼毘のところへ訪れることを伝えます。
焦凍は荼毘に好きな食べ物を聞きます。
荼毘が「蕎麦」と伝えた際、焦凍は「おんなじだ」と言います。
ずっと憎かった弟と初めて心が通じ合ったのです。
そんな嬉しさや、後悔からまた彼の目からは涙が流れるのでした。
🔥まとめ:荼毘というキャラクターが伝えたもの🔥
燈矢の物語は、「家族とは何か?」という問いかけを投げかける。
🔥言葉は伝えなければ意味がない。
🔥どれだけ相手を想っていても、伝わらなければすれ違う。
🔥後悔は取り消せない。
荼毘の炎は悲しみの炎だった。
しかし、その炎は最後に「家族の時間」を生み出した。
もしエンデヴァーが最初から「言葉で伝える努力」をしていれば・・・
この物語は、全く違う形になっていたかもしれない。
それでも、燈矢の魂は、最期に何を想っていたのだろうか。
また、燈矢が「家族を団結」させたのではないか・・・
